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OmegaTについて
OmegaTには、チーム翻訳を支援する機能があり、GithubにHTTPSで通信しながら、複数の翻訳者が同時に翻訳をすすめられる機能があります。
また、リアルタイムに進捗をみられますので、用語統一や一次翻訳のレビューなど、ファイルをコピーしたりといったことをせずに、業務を振興できます
これから、OmegaTでチーム翻訳を進める場合は、OmgaTは、バージョン4以降をおすすめします。
- ダウンロードURL http://omegat.org/ja/download
から、Latest Version - OmegaT 4.1.2 update 2 を取得してはじめてください。
チーム翻訳では、githubリポジトリに、翻訳者は書き込み権限が必要になります。
管理者の方は、対象リポジトリにすべての翻訳者のアカウントをコラボレータとして追加してください。
さて、リポジトリのディレクトリ構造ですが、OmegaTプロジェクトの標準的な構造を維持しつつ、共有すべきファイル、フォルダを登録することが求められます。
参考として、https://github.com/miurahr/gdal_docs_ja をご覧ください。
リポジトリ管理者の方が作業してください。
リポジトリ管理者の方は、自分のPCのOmegaT翻訳プロジェクトを最新の状態にしてください。
共有すべき重要なファイルは次のとおりです。
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omegat.project
- プロジェクト定義ファイル
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glossary/glossary.txt
- 用語集ファイル
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omegat/project_save.tmx
- 翻訳メモリ(本ファイルがプロジェクトの成果のDBとして最重要)
次のフォルダ構造も一緒に共有すると、生産性があがります。
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tm/*.tmx
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過去のドキュメントのプロジェクトで作成した翻訳メモリを格納する。これにより、過去の同一組織でのドキュメントの翻訳結果と同じ言い回しを訳文として採用するとが容易になり、標準化をすすめることができす。もし、そのようなものが存在しないときは、 .keep 等の空ファイルを登録して、フォルダがgitで省略されないようにする。
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source
- 翻訳を行う対象ドキュメント MSワードやLibbreOfficeなども直接翻訳できるようにOmegaT構成できるが、ファイル形式によって様々なノウハウが必要になる。
次のフォルダのファイルは共有してはいけません。 .gitigore に追加して、間違って登録しないようにしましょう。
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target
- OmegaTが自動生成した訳文がはいるフォルダ。
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dictionary
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辞書ファイルを格納するフォルダ。通常、辞書は、各自が準備します。また、ライセンスのため共有できないことが通常ですし、githubの容量を圧迫する原因になります。
その他
それ以外のファイルやフォルダは、OmegaTの機能により、作業フォルダで見えなくなりますので、 たとえばMISCなどのフォルダを作ることは推奨されません。gdal_docs_jaプロジェクトの例では、 READMEやLICENSEなどがあたります。
翻訳者がチームプロジェクトを始めるときは、まず OmegaT(バージョン4以降ですよ)を起動してください。
「プロジェクト」ー「チームプロジェクトをダウンロード。。。」 メニューを選択します。 練習のために、先述の gdal_docs_jaプロジェクトをダウンロードしてみても良いでしょう。
URLとローカルフォルダを入れるダイアログボックスが表示されます。
URLのところには、githubの"Clone or Download"という右上の方にある緑のボタンをおしたときに表示されるURLを入力します。
上述の例の場合は、
となります。末尾の.gitというのが味噌で、これでgitによるアクセスだ、とOmegaTが判断することができます。
Proxy越えをする必要がある場合は、この作業のまえに、設定が必要です。
Windowsの場合は、OSのProxy設定を正しく入れてください。OmegaTはOSから情報を取得します。
また、認証情報は、OmegaTの「設定」ー「環境設定」に、「プロキシ認証」というメニューがありますから、ユーザ名、パスワードをいれてください。
また、ローカルフォルダの入力欄には、作業するフォルダを指定します。自動的にフォルダやファイルが造られますので、ワークスペースを指定してください。
ダウンロードが成功すると、OmegaT専用の作業フォルダが造られます。このフォルダは、gitコマンドで操作はできません。
すべてのgithubとのやりとりは、OmegaTが行います。登録すべきファイルは、OmegaTが知っていますので、管理者以外の翻訳者が気にする必要がないです。
ここで辞書を登録してみましょう。
技術翻訳の人は、たぶん大体もっている、英辞郎 を例に挙げます。
英辞郎は、書店売りしているCDROMブックが入手可能な最新になります。
変換をおこないます。
このあたりや
でStarDict形式に変換します。ファイルは、 dictionary/ フォルダにコピーしてできあがり。あとは自動的に、OmegaTが辞書引きしてくれます。