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翻訳スタイルガイド
原則として、分かりづらくなるような逐語訳・直訳を避け、自然な翻訳を心掛けてください。さもないと、いまどきは「機械翻訳の方が読みやすい」などと言われてしまいます。「受動態/能動態の変換」「長い文の分割」「"~てしまう"、"~てくれる"、"~ていく", "~(な)のです" などの日本語特有の補助表現の付加」といった、機械翻訳でも普通にやれるようなことは、基本的に全部やって構いません。survey を「アンケート」、instruction を「ガイド」、ship を「リリース」にするなど、英語を別のカタカナ語にするのも全く問題ありません。ただし英文のニュアンスから飛躍した意訳や表現の改変は避けてください。
以下は個別ルールです。これらの一部は textlint で検出されます。
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見出しの行末にある
{/*try-react*/}
のようなものは見出しアンカーなので、翻訳しない(参考)。 -
「です」「ます」調で書く(箇条書きの中など特殊な文脈を除く)。
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原文と改行のしかた、空行の入れかたを厳密に一致させる。GitHub の差分表示画面で見て行番号レベルで左右が対応しているようにする。これは将来原文が更新された場合に Git が修正箇所を正しく対応づけるために重要。
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React 用語である英単語(state、props など)が文頭や見出しに来る場合でも先頭を大文字にしない。ただし固有名詞など英文の文中でもキャピタライズして使用されている語(Canary, React, Strict Mode など)は大文字にする。
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カッコは内部に和文を含む場合は全角、英数字のみ含む場合(特に原文の単語を示す場合など)は半角とする。
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半角開きカッコの前と半角閉じカッコの後には半角スペースを入れる。ただし別の約物と直接隣接している場合は不要。
避難ハッチ␣(escape hatch)␣を(必要に応じて)利用します。
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英数字と和文との間には半角スペースを入れる。ただし他の約物(特に句読点 。, 、)と直接隣接している場合は不要。
React␣の␣API␣で、`fooBar`␣を␣1␣回実行。
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和文内で文の一部として使う記号・約物類は原則全角とする。
「
,」
,、
,。
,:
,!
,?
,/
などが該当する。 -
用例の直前の行で行末に現れるコロンについても全角とする。ただしこれは毎回使うべきというわけではない。文が途切れる場合は
:
が必要だが、不自然にならないのであれば、句点(マル)で終えても構わない。 -
リンク先の URL は変えない(MDN などについては後でまとめて日本語版へのリンクに置換するかもしれませんが、まとめてやる方が間違いも少ないと思われるので、気にしないでいいです)。
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コードサンプルについてはコメントも含め翻訳しない。
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*強調*
や**強調**
(それぞれem
とstrong
に変換される)は、極力原文での使い方と同じにする。和文中の場合は前後にスペースを入れない。ただし原文でアンダーバー (_
) を使っている強調は、日本語でアンダーバーを使うとパース時に問題を生じるため*
に置き換える。This is _**very** important_.
→これは***とても**重要*です。
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ごく一般的な日本語表記に関して困ったら概ね公用文作成の要領などに準ずるが、カタカナ語の末尾の長音符については JIS Z 8301 の推奨に従う。
- 3 音以上の場合のみ、片仮名語の末尾の長音符を原則省略。「エコー」「マナー」「ハンドラ」「プロパティ」など。
- ただし「レンダー」だけは例外で、常に「レンダー」と伸ばす。
- 補助動詞(~てください・~てみる・~ておく・~てくる・~てしまう、など)はかな書きとする。
- 語彙化した副詞はかな書きとする。「ついに」「まれに」「ようやく」「おそらく」など。
原文に出てくる二重引用符 ("
) で囲まれた語句は、以下のように扱ってください。
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本当の引用(誰かの発言や UI の表示内容をそのまま取り出しているもの)は、短いものは原文通りそのまま二重引用符で囲み、必要なら括弧で訳を併記する。翻訳のみの長文の発言は和文カギ括弧で扱う。
- コード内の␣"Increase"␣ボタンをクリックしてください。
- 完成したページ中の "Pending"(処理中)カウンタに注目しましょう。
- アインシュタインは「ものごとはできるだけシンプルにすべきだ、ただしシンプルすぎてもいけない」と言いました。
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突飛な言い回し、ジョーク、scare quotes の類だと判断される場合、日本語に翻訳した上で和文カギ括弧で扱う。原文の併記が理解の助けになると思われる場合はそうしてよい。
- コンポーネントの内部状態を「覗き見」してはいけません。
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単にキーワードを目立たせるために二重引用符が使われている場合がある(本来はイタリックや太字を使うのが正しい)が、その場合はとりあえず原文通り二重引用符で扱う。定訳があると思われる場合はそれを使っても良い。
- このような論法は "red herring" として有名です。
- このような論法は "燻製ニシン␣(red herring)" として有名です。