この翻訳ガイドラインは、翻訳に参加する皆様に、翻訳の進め方に対する説明やより良質な翻訳を行うためのガイダンスを提供します。
スタイルマニュアルでは、当プロジェクトにおける翻訳の品質確保のための、統一したスタイルの参照基準を提供します。具体的には、基本、文体、表記、用語の4つの観点から、翻訳の際に留意すべき事項を示します。
本スタイルマニュアルは絶対的なルールではなく、翻訳全体の整合性を保つための基本方針として提供しているものです。そのため、本マニュアルの内容に必ず従う義務はなく、ケース・バイ・ケースで適用して翻訳を行ってください。本マニュアルの内容に疑問がある場合は、IssueやPull Requestなどで他の翻訳者に意見を求めることもできます。
- 翻訳は、原則として説明文章や表などに限ります。コードやコマンドなどの技術的な表現は、原文のままとします。
- コード記述例の中に出てくる英文のコメントは、日本語に翻訳する必要はありません。
- 既存の翻訳を参照し、一貫性を保つようにしてください。
- 疑問点、不明点などがある場合は、必要に応じて、積極的にIssuesやDiscordなどで議論・相談してください。
- 構成や段分けなどについては、原文の構成をなるべく保つようにしてください。
文体については、以下のガイドラインに従ってください。
- 基本的に「です」「ます」調の敬体を使用すること。ただし、引用、見出し、箇条書きなどに関しては、その限りではありません。
- 一般的に用いられる現代日本語共通語に基づき、平易的な表現を心がけること。
約物および日本語の表記については、以下のルールに従ってください。
- 和欧混植がなされている訳文において、和文と欧文の間には半角スペースを手動で挿入しないこと。
- 和文において、句点は「。」を、読点は「、」を使用し、他の記号も原則として全角を使用すること。
- コロン「:」やセミコロン「;」は、原則として使用しないこと。ただし、「例:」など、文中以外で用いる場合はその限りではありません。
- 数字や欧文(ラテン文字、キリル文字、ギリシア文字など)は、原則として半角を使用すること。
- 原則、現代仮名遣いおよび常用漢字表に基づいた表記を使用すること。送り仮名や仮名書き、ひらがな・カタカナの使い分けは、一般的な書き方に従ってください。ただし、引用、特定の用語や固有名詞については、その限りではありません。
用語については、以下のガイドラインに従ってください。
- 用語集を参照すること。
- 用語集にあってかつ適切と思われる場合は、その通りに翻訳してください。
- 用語集にあっても不適切と思われる場合は、IssueやDiscordで相談してください
- 必要と思われるのに用語集にない場合は、既存の翻訳を参照し、追加を提案してください。
- 用語と用語でないものを、柔軟に見分けて訳し分けること。
- 現代日本語の一般的な、わかりやすい用語を使用すること。