5W1Hの様に,仮説が述べられていない疑問文
- 備考
- 5W1H
- 検索条件(候補絞り込み)には直接関係がない質問。
- 他候補の紹介を求める発話もここに分類する。
- 特定の宿の設備について詳しく聞くようなときは、絞り込み外の質問と考えて【質問】にする。
- 例
- 京都駅に近い温泉はどこですか?
- 他に候補があれば教えてください。
- そのホテルは築何年?
- span特定は必要?
- 不要
Yes/Noで答えられる様に,仮説が述べられている疑問文
- 備考
- 検索条件(候補絞り込み)には直接関係がない確認文。
- 京都はこのような見た目の宿が多いのでしょうか?
- 例
- 京都はこのような見た目の宿が多いのでしょうか?
- span特定は必要?
- 不要
事態を述べる文
- 備考
- 検索条件(候補絞り込み)に関係がなく、質問・確認・はい・いいえ・その他に分類されない発言
- 例
- 検討してみます
- ただ、トレーラーハウス型というのがいまいちイメージできません。
- span特定は必要?
- 不要
-
宿に対する条件を指定している文(聞き手の行動を定める文)
-
暗に条件を伝えている文も含む(疑問文)
-
備考
- 検索条件(候補絞り込み)に関わる発話
- spanが拾える発話なら要求と考えてよい(要求発話には必ずspanアノテーションをする)
- 「○○な宿はありますか?」は形式的には「確認」のようだが要求
-
例
- 駐車場付きのホテルはありますか?
- トイレ付のほうがいいです
- ちょっとお高く感じます(≒もっと安いところを教えて)
- ※疑問文であっても要求の場合がある。
- そのホテルは駐車場はついていますか?
- そのホテルはきれいですか?
- ※提示された候補を評価する発言も検索条件となりうるなら要求とする
- お安くていいですね(=安いという条件は重要視しています)
- 駅に近いのがいいですね(=駅に近いという条件は重要視しています)
-
span特定は必要?
- 必要
「はい」等承諾,肯定を表す文
- span特定は必要?
- 不要
「いいえ」等拒否,否定を表す文
- span特定は必要?
- 不要
挨拶や相槌,擬音語等上記以外の文
- 備考
- 定型的な感謝、依頼など
- 例
- お願いします
- ありがとうございます
- span特定は必要?
- 不要
エージェントの発話で検索条件の候補が提示され、そのうちのどれかを選択するor選択しないことを示す発話
- 備考
- エージェントが提示した条件またはそれを指す指示表現(「それ」「二番目」など)が含まれている発話
- 当該発話より前のエージェント発話に指示対象が含まれていること(含まれないときは照応要求にしない)
- 宿の絞り込みに関係する発話
- 例
- (エージェントの「喫煙と禁煙どちらがいいですか?」に対して)喫煙希望です。
- (エージェントの「Aという宿とBという宿があります」に対して)2番目に決めました。
- (エージェントの「Aという宿とBという宿があります」に対して)どちらもやめておきます。
- span特定は必要?
- 必要
- ※ただしスパンを特定するのは直前のターンまででよい。それより遠い発話にあればスパン抽出は不要。
エージェントが提供した情報に対して感想を述べている(が、span抽出対象がふくまれており、要求とも取れる)文
- 例
- 2番目がいいですね
- 安らげそうな宿ですね
- span特定は必要?
- 必要
ユーザ発話に対して対話行為タグ(発話の意図を示すラベル8種類)を付与する
- 次の工程で行う「スパンの特定およびアノテーション」は、対話行為が【要求】【照応要求】【感想】の文についてのみ実施します。
- 【要求】は、ユーザが宿の要望を伝えている(宿を絞り込む意図をもつ)発話に対して付与します。検索条件にあたるキーワードを含むならば、疑問文であっても【質問】や【確認】ではなく【要求】【照応要求】【感想】となりますので、ご注意ください。
- 【照応要求】は、「旅館にしますか、それとも、ホテルにしますか」や「ホテルAかホテルBはいかがでしょうか」のように、検索条件や宿の選択肢をエージェントが提示した発話に対し、選択結果を伝えているユーザ発話(「Aにします」「AとBどちらも魅力的です」「AもBも条件にあいません」など)に対して付与します。
- 【感想】は、エージェントの提案に対してユーザが感想を述べているが、暗に宿の要望を伝えている(宿を絞り込む意図をもつ)発話に対して付与します。
- ※感想を述べていても、spanが抽出できなければ【感想】にはしないでください。
- 悩ましいときはメモを積極的に残してください。
- コメントを残すまででもないが、自信がないときは「$」マークを残してください。